渡部一也 SCENE

唯物的な主張がまだ蔓延するこの世界に絵画を通してアンチテーゼを促し、より深い精神性を持つことの出来るような世界を目指したい。私は絵画を描くことで自己の精神を深め鍛錬し、絵画を通して社会に貢献していきたく考えている。キャプションのSCENEは眺め、光景、景色の意。子供の頃から触れてきた河、海、雑木林、空き地、広場など遠い記憶に残る心象風景。遠い記憶をテーマに青・紫色を基調とし、心模様を面、線、点で表現し抽象的な形で子供の頃見た石ころや空き缶などを暗示した。画面のマチエールはアクリルガッシュに岩絵の具を混合し慣れ親しんだ土や砂利などに触れた時の感覚を表現している。これからも空間の深い精神性を目差し、天命に則して精進していきたい。

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